毎日新聞連載小説
津島佑子 作
井筒啓之 画
2009年6月18日
「疎開先の集団生活では、上級生のボスが
下級生をひどく悪質にいじめる
(拘禁状態によるイライラのはけ口だったか)
ケースが絶えず、教師たちの知らないところで、
子供たちの世界は無法状態となっていた。
布団に巻かれて窒息したり、川に落とされたりの
死亡例もあり、遂には「脱走」を試みる子もいた」
映画「少年時代」は僕も好きな映画。
僕自身も小学校のときに半年ばかり千葉の竹岡にある
竹岡養護学園というところで過ごしたこともある。
だから学童疎開をそういう思い出にダブらせていたのだが
大きな間違いだったということでした。