写真を元に数点のラフスケッチから本番用として選んだ下描き。
写真を見て数分でスケッチしただけの簡単なもの
先の大ラフで本番を進めることになり、もう一度写真を見ながら
スケッチをする。その際、先に書いた大ラフを紙の下にいれ透かしながら
描いている。大ラフをトレースするのではなく
あくまでも参考にして新たに線画を起こす感じで描いている。
とくに手、指の部分はしっかり見て描かないと絵が大なしになる。
きちんとしたスケッチが出来上がり、今度は着採用の下描きづくり。
これも下に下描きを透かしながら描く。下描きをトレースするのではなく
あくまでも参考にして新たに線画を起こす感じで描いている。
これが色を塗り終わった原画としての完成品
新潮社の装丁室に渡し、デザインされた文庫としての完成品。
新潮社
垣根涼介 著
新潮社装幀室 装幀
井筒啓之 装画
2012年