イラストレーター井筒啓之のいろいろ
by izutsujimusyo
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井筒啓之プロフィール
1955年生まれ
1984年 
日本イラストレーション展入選
1986年 
長沢節に師事
1998年 
講談社出版文化賞さし絵賞受賞

東京イラストレーターズ・ソサエティ会員

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カテゴリ:愛は乱暴( 3 )
愛は乱暴
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まだ先の公開だと思っていたカン・レウォンの新作がいつの間にか上映されている。場所は六本木のいつもの劇場だった。

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「お昼? お弁当で済ませちゃった」と、桃子は電話口で母の雅美に告げた。子機を使っているのに立ちっぱなしだったことに気づき、桃子はダイニングの椅子に腰かける。目映いばかりに庭の芝生が輝いている。

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二 愛、名誉ならびに権力
私は初瀬さんに奥さんの話をしてほしい。だから今夜もバーで聞いた。カウンターの下で手を握られている時にわざと、「毎晩のように遅く帰って奥さんは何も言わないの?」と

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私が何かに気づいているのかどうか、じっと見ているようで気味が悪い。何を気づいたと思っているのか? カマをかければ白状するだろうか? 浮気をしているとは思えない。これは女の直感だが、何かあるにしては最近の真守は乾いている。

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一 猫を捨てる人
桃子は壁から手を離した。手のひらで蚊が潰れ、真っ赤な血と壁の砂がこびりついている。
「誰の血よ?」と桃子は呟いた
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by izutsujimusyo | 2013-09-03 13:13 | 愛は乱暴
地方新聞連載小説吉田修一「愛に乱暴」のさし絵
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「初瀬さん、お疲れさまでした」
八階のイベントホールで、たった今終わった手作り石鹸教室の後片付けをしている桃子に声をかけてきたのは、企画部の浅尾昌也だった。

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先々月などは男の生徒にも言い寄られていた。一回目の授業からこの生徒の口調が少し女っぽかったので、他の受講生たちも薄々感づいていたのだが、ユーモアがあって、気が利いて、いつの間にか教室の人気者になっていた。

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転機は詩寿の会社を辞めて三ヶ月ほど後に真守と出かけた台湾で、台北の百貨店に寄った際「泥小姐」「緑豆」「四神」といった面白いネーミングのオーガニック石鹸を見つけたのだ。

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母屋の裏口に立つと、桃子は声をかけた。義母の照子がまた日盛りに庭の水やりをやったらしく、立っているだけで草いきれとジメジメとした湿気が足元から立ち上がってくる。

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「ねぇ、今日、ネットで調べたんだけど、うちに来るようになったあの猫、
アメリカンショートヘアーって種類みたい。雄だか雌だかまだ分からないけど」
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by izutsujimusyo | 2013-08-29 11:18 | 愛は乱暴
「愛に乱暴 」吉田修一・作 井筒啓之・画 1回〜5回
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吉田修一・作井筒啓之・画 
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猫を捨てる人(一)
今日初めて真守(まもる)さんのことを葉月に話してしまった。でもセックスなんて大した問題じゃないということを、葉月に理解してもらうのはやはり難しかった
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「あら、マーくん、腰、もういいの?」
やっと開いた窓から聞こえた照子の声は小さな庭を挟んだ離れに向かう。
離れでは、いつの間に起きたのか、夫の真守がダイニングの椅子を窓辺に置き、サッシ戸を開けて日を浴びている。
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庭の飛び石を踏み、桃子は表へ出た。表通りに面した敷地には椿の生け垣があり、葉が少ない冬の間を除けば、通りから敷地は見えない。
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家へ戻ると、台所で真守がコーヒー豆を挽いていた。
「そこ、開けとくなら網戸しといてよ。虫が入ってくるんだから」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 桃子が入れたエスプレッソに少しだけミルクを垂らした真守が、いつものようにカップを寝室へ運んでいく。言ったところで直らないのだが、桃子もいつものように、「もう、ここで飲んでよ」と声をかける。
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by izutsujimusyo | 2013-08-22 12:56 | 愛は乱暴